内くんとグレイト・ギャツビー

5月くらいのKちゃんNEWSで、まっすーが「野球大会で内に会った、変わってなかった」って言ってたのを聞いて、そうだね同い年だったもんね…成人式なかったね、悔しかったね…もう2人とも今年30になるんだね…って思って一気にセンチメンタルおばさんが爆発しました。

 

 

本題。

グレイト・ギャツビーを見に行きました。

 

 

ほんとはね、

全然見るつもりなんてなかったんです(何か月も前からチケとって楽しみにしていた皆さんごめんなさい。土下座)

もちろん、内くんと高田くんが舞台やるのは知ってたし、ドル誌で高田をキャスティングしたのは内くん本人だという話も目にしてた。

それでも、5月からずっとセンチメンタルおばさんを引きずり、決定打となったのはラジオ、マイプレイリストでした。

6月26日の内くんの回。

そこで彼は、NEWSと関ジャニ∞の狭間で葛藤したこと、あのときのこと、その後引きこもったこと、ミスチルを聞いてギターを手にしたこと、事務所を辞めようと思ったこと、ジャニーさんに諭されたこと、初めての外部舞台のこと、Shockのこと、ウチクレバのこと、オダサクのこと…

本当にいろんなことを、思い出の曲とともに話してくれました。

それを聞いて、

あー、わたし、この人のこと好きだったな

って思い出しました。

 

 

 

初めて彼を見たのはエイトでした。

ビビリで、何かにつけすぐ「俺もうやらん!」「できん!」って言い出す末っ子をお兄ちゃんたちがなだめて、かわいがられている彼が、そんなエイトがとても好きでした。

彼は紛れもなく8人兄弟の末っ子で、ボーカルで、ちょっとヘタレで、何を食べても線が細くて、お兄ちゃんたちに甘やかされていて、「ハニートースト」「プリンス」なんて呼ばれている弟だった。

そのうち、内くんと亮ちゃんがNEWSになって、2人はNEWSとしてデビューした。

それを追いかけるように、エイトもデビューした。

2人はジャニーズ初の2グループかけもちになった。

エイトで末っ子だった彼は、NEWSでは真ん中っ子になり、一生懸命引っ張ろうとがんばって、それでも大阪が寂しくなって、寂しくなると亮ちゃんと一緒にエイトのお兄ちゃんに電話した。

2人とも頑張り屋さんだった。

休みがなくても、大阪と東京の行き来が続いても、外に見せず、輝き続けた。

忙しさがたたって、内くんが肺気胸になってしまったときは、お兄ちゃん全員が病院にお見舞いに来た。

そんな、愛されている彼だった。

 

そんな彼のこと、大好きだったけど、やっぱりどうしてもやりきれなくて、彼がソロで生きていくと言ってもなお、受け入れられたような受け入れられてないようなそんな感じだった。

 

 

グレイト・ギャツビーを見ました。

彼自身が上演を望んで、ギャツビーになったこと、実力溢れる周りのキャストさんに囲まれて座長として成長していること、分かりました。

(ただ、もっと豪華絢爛な感じを予想していただけにちょっとセットとか女性のドレスとか質素でがっかりした。今度再演するときはもっとお金かけてもらえますように!!!!)

(でもって周りに若い人があんまりいなかった。宝塚OGの実花さんせしるさんりりかさんが出演されていたからか、相葉裕樹さんが出演されていたからか分からないが、ヅカオタまたは舞台俳優オタみたいなおばさまを多く見かけた)

 

何を食べてもヒョロヒョロで、声も細かったあの頃とは全然違って、体格も良くなって、舞台用の発声?っていうのかな、とてもしっかりした歌声を聴くことができた。

何より、終盤愛に破れてそれでもなお「あなたがほしい」とピンクのスーツを着て歌う彼の姿は、もうお兄ちゃんに甘やかされてばかりだったあの頃とは全然違いました。

 

そして、きっとこれでいいんだと思いました。

自分の力で這い上がって、自分のやりたいことを見つけて、努力を続けて、自分がやりたいと思ったことにこんなに素敵なキャスト・スタッフさんをつけてもらうことができた。

彼はもう末っ子ではなくて、内博貴そのもの。1人の人間だった。

 

初めて彼の舞台を見て、もう何年も抱えていたものがなくなった気がしました。

 

 

去年Heavenly Psychoは再録され、そして今年、Jr時代から歌った大切な曲、Do you agree?も7人で音源化されました。

Excite!!でお兄ちゃんたちにワシャワシャされながら歌っていた彼の姿、忘れられないけど、それは心の中に留めておく。

7人と1人。今は違う道を歩いているけど、彼がそこにいたことは紛れもない事実だから。

 

 

 

マイプレイリストで、彼が選んだチェリッシュを聞いたら涙が出た。

そして願った。

いろんなことがあった20代。

それでも、ひたむきに努力を続けた20代。

辞めないでいてくれてよかった。ジャニーズでいてくれてよかった。

 

 

 

 

 

 

今は未来に向かう道の途中だ

泪にさえも戸惑うことなく願いを歌う

 

 

 

 

 

 

 

 

(ただし、お前NEWS最後の曲はギリギリTEPPENだからな!忘れんなよ!!!)